いわきがんばる社長駅伝

大震災の被災地でもあるいわき市を拠点にがんばっている、全国に誇れる社長からの元気になるメッセージを毎週金曜にご紹介!※祝祭日に重なった場合更新は次週となります。

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第30回ご登場 渡辺弘社長 いわき市民コミュニティ放送(SEAWAVE FMいわき) 渡辺弘社長
株式会社 いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき)
事業内容1. FM電波利用による、いわき市の地域情報の提供を中心とした放送事業
        2. 防災、災害、緊急事態等における公共的放送及び通信事業
        3. 地域企業を中心とした番組の企画・制作・放送・販売等に関する業務
        4. 放送に関連したイベントの運営、及び司会者派遣等の業務
        5. いわき市地域ポータルサイト運営に関連する業務
        6. その他、情報通信サービス事業等の拡張の為の準備業務
株式会社いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき) 公式サイト 株式会社いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき) 会社概要
社長への質問項目一覧
Q1.御社の業務と沿革、また放送局として大事だと思われる点をお聞かせ下さい。
 阪神淡路大震災を機に、翌年1996年8月に、亡き里見庫男初代社長と共にこの会社を立ち上げました。
 いわき商工会議所の認知と承認を得たおかげで53事業所から1億2350万円が出資されました。
 市と民間による第3セクターですが、経営責任は民間です。地域密着と市民参加を大切に、防災及び災害時の正確な放送を目指すことが当社の社是です。私は、阪神淡路大震災直後に訪れた神戸のコミュニティ放送局から多くを学び、スタッフには有事の際、市民のために役に立たない放送局は必要ないと、常々言ってきました。
 現在、電波放送とインターネットを利用したサイマル放送、そして地域ポータルサイト「いわきあいあい」を活用して全国に、いわき発の地域情報をお届けしています。いつも「いわきのかわら版」であることを大切にしています。
Q2.昨年は、大震災もあり大変な年だったと思いますが昨年を振り返って渡辺社長にとってはどの様な年だったでしょうか?
 私たち人類は常に、災害と隣り合わせの処に、神によって今を生かされていることを思い知らされた年でした。
 あの時は、ラトブ6Fでたくさんの後期高齢者の方々と「相続と遺言書」のセミナーを受講中でした。突然襲われた、身体を制御できない激しい揺れがやっと収まった後に、介護の経験を生かしてお身体の不自由な高齢者を6階から外まで避難誘導しました。 無事に外に出た私は「お前は生かされた者、世の中の為にまだやる事があるだろう!」と天から言われた様な気がしました。 FMいわきに戻ると、既に職員たちは、通常の商業放送を臨時災害放送に切り替え、市の災害対策本部へ機材を持ち込み、頻繁に連絡を取りながら臨戦態勢を採っていました。私が常々言ってきた “ 有事 ” でした。
 原発事故が発生してからは乳幼児を抱えた職員を2週間疎開させ、9名のスタッフが交代で24時間臨時災害放送を送り続けました。スタッフは帰宅せずに局に寝泊まりしながら、市民のみなさんから頂くたくさんの情報や、心づくしの食事などの差し入れに支えられ、正確な災害情報と生活情報を配信し続けました。その行動は素晴らしく、私は職員たちの使命感と努力を誇りに思っています。 震災が起きた事は不幸なことですが、市民の皆さんのお役に立つ事が出来た事は心から嬉しく、この会社を創って本当に良かったと思いました。みなさんと同様に無我夢中で走り廻った一年でした。 この不意を突かれた災難に際しては、全国の多くの人々そして全世界から、心温まるたくさんのご支援と激励が、被災地いわきにも寄せられました。今もなお、その善意の活動は続いております。私たちは、これを感謝の気持ちをもって銘記し、新しく培われた絆として、後世にしっかりと伝えていきたいものです。 いわきがんばる社長駅伝 第30回ご登場 渡辺弘社長
Q3.渡辺社長は、株式会社 渡辺組とFMいわきの2社の社長ですがそれぞれの会社での昨年の震災時の取組み等、お教え下さい。
 実は、(株)いわき市民コミュニティ放送(FMいわき)の社長職は、私の社会貢献としてやっています。本業の建設業は、震災時、余震が続く中で津波を警戒しながら、組織的に深夜沿岸部における救急活動支援の道路復旧と交通確保にあたりました。私たち献身的な建設業の仲間たちは、市災害対策本部の要請による400ヶ所を超える避難所への毛布、仮設トイレ、食糧、水などの搬送活動。急ごしらえの給水車で市民のみなさんが待つ給水所へ。今は沿岸部のがれき撤去を終え、本格的な災害復旧と損壊家屋の解体作業。休むことなく復興に向けてまだまだ復旧は続きます。
 また、FMいわきでは前述した様に、全職員で夜遅くまで被災状況などを、早く正確にきめ細かく発信していました。
 市災害対策本部からの災害情報、水道復旧状況、安否確認情報、広報いわき、また困難を極める市民生活に必要な、スーパーや薬局、ガソリンや公衆浴場、金融機関ATMやレストランなどの生活情報、たくさんの避難所の声、公式発表の放射線測定情報などなど、刻々と変化する膨大な情報を送り届けました。
 後に多くのリスナーの方々からは “ 助かったよ ” ” 役にたったよ ” と言っていただきました。その言葉は、職責を果たした職員たちに大きな自信と誇りそして、達成感を与えて下さいました。 あの時、FMいわきは、ガソリンもなく、食糧もなく、水も出ない中、多くの市民のみなさんに励まされ、支えられながら、初めての公共災害放送の仕事をすることが出来ました。 市民のみなさんからは、たくさんの安否情報や生活情報など、タイムリーで貴重な情報を局へメールやFAXでご提供いただきました。これを有効にお伝えすることにより、また更に、勇気ある善意の市民ボランティア活動へと、繋ぐことが出来ました。この場をお借りして改めて心から感謝申し上げます。 FMいわきはこれからも、被災された方々に寄り添う気持ちで、市民のみなさんのかわら版として電波を発信してまいります。ご支援ください。よろしくお願い申し上げます。 いわきがんばる社長駅伝 第30回ご登場 渡辺弘社長
Q4.渡辺社長が考える企業の継続・発展にとって必要な要素はどの様な事でしょうか。
 メディアの世界はもの凄いスピードで進化しています。情報コミュニケーションの一つのツールとして放送事業をメインに、あらゆる通信手段を有機的に結びつける様々なものを活用していこうと考えています。
 イベントもそうですが、画像、Web、紙媒体等々、様々な結びつきが考えられます。
 今後も市民生活の中に溶け込んだものに発展していくでしょう。その中にあっても、人と人とのぬくもりの有る触れ合いの機会を作る事が最も大切であると考えています。
 先月、東京都交響楽団が被災地の子供たちを励まそうと約80人の団員が来てくれました。いわきアリオスと共に当社が主催し、市内から1850名の小学生と1850名の中学生を招き、2ステージのコンサートを開催しました。東京都交響楽団の温かさあふれる演奏をバックに子供たちは『♪ビリーブ』を熱唱しました。被災した子供たちが心を開き、感動を共有できる大合唱でした。 この様な市民参加の取組みを行う事が、地域社会の一員としての企業が継続してゆくために必要だと考えています。
Q5.渡辺社長が考える、社長になる人間に必要な要素や、これから起業する方へのアドバイスをお聞かせ下さい。
 軸足のブレない固い意志を持ち、チャレンジする勇気を持ち、失敗を恐れない事が重要です。
 しかし、倒産を恐れない経営者は辞めなさいと松下幸之助さんも言っていました。物事には慎重で、謙虚な気持ちを持つ事が大事ですと言うことでしょうね。私は、石橋を叩きすぎて壊す位に慎重です。35年の経営者人生の中で攻めと守りのバランスが重要だと感じています。これは、起業する際にも言える事だと思います。
Q6.渡辺社長にとって経営面での転機がありましたらお教え下さい。
 その時々により大小様々な転機はあると思いますが、重要な事は、社長はいつも人より苦労をするものであり、
先頭に立って困難に立ち向かうのも社長である事です。
 経営者は、困難に立ち向かい、持てる力を最大限に発揮した時、転機を見出します。生みの苦しみとも言われますが、逆境のときに無から有を生みだす事に価値が有ると、12年前に他界した父から教えられてきました。いわきがんばる社長駅伝 第30回ご登場 渡辺弘社長
Q7.人材育成等、従業員を育てる為(会社が発展する為の取組み)にされている取組み等ございますか。
 FMいわきの社員には、市民社会の中で誇りを持って仕事をしなさいと言っています。人と触れ合い、体温を感じ採り、耳を傾けて、自己開発せよと言っています。労を惜しんだりすれば私は机を叩いて叱ります。
 どこへ出しても恥ずかしくない放送人として伸びてゆく環境設定をする事が、私の仕事だと考えています。
Q8.社長をされているとどうしても仕事中心の生活になると思いますが、仕事と家庭とのバランスをどの様にお考えでしょうか。
 私の場合は、自分に課せられた仕事が有る以上、仕事優先です。常に社会から求められるものに対して、良い仕事をする義務があると思っています。ただ、その原資は家庭にあると思います。女性の目線で見たものの捉え方や、主婦としての目線、また母親としての目線等、家庭の中で教えられる事が沢山あります。
 私は、仕事優先ですが、私を動かすものは家庭にあると思っています。 いわきがんばる社長駅伝 第30回ご登場 渡辺弘社長
Q9.社長が日常生活(プライベート)で心がけている点をお聞かせ下さい。
 健康管理につきますね。健康が活動の源です。
 私は、食生活の面でも1日に30品目の栄養素を採る様に心がけています。
 勿論、定期的に人間ドッグなどで身体のメンテナンスを怠らず、維持継続する事が大事ですね。
 それと人に会うことです。セメントと砂利で頭が固まらない様に、若い人からお年寄りまで傾聴することに心がけています。そこから温もりを頂きます。
Q10.社長の今後の夢をお聞かせ下さい。
 このFMいわきを、市民に愛される会社らしい会社、つまりいわきを代表する放送会社にする事です。これは、夢の中でも必ず実現させる夢だと思っています。社員と一緒に頑張ります。
 わたしの個人的なことは、これからの残された人生をパッショナブルで豊かに過ごしたいですね。小さくとも社会の中で役にたち、みなさんと一緒に喜び合える様な人生を送りたいです。そのためには常に自分に磨きを入れなくてはなりませんね。 いわきがんばる社長駅伝 第30回ご登場 渡辺弘社長
Q11.このがんばる社長駅伝は昨年の震災後6月から取材を始めて、渡辺社長で丁度30人目になります。明後日で震災から1年という区切りをもって、このサイトも終了しますが、今までこのがんばる社長駅伝をご覧になって頂いた方々にメッセージをお願します。
 私を除く今までこのサイトに登場した29人の社長さん達は、私以上に苦難を乗り越えてこられたランナーで、全員が区間賞を取っておられると思います。本当に素晴らしい経営者のみなさんです。参考にさせていただく文言をたくさん見つけました。
 必ず起こる苦難を乗り越えるのが経営者の務めです。その苦難を乗り越えて、豊富な知識と経験を有し、今を動かす社長さん達の言葉には素晴らしいものがあります。
 是非、若い世代の経営者諸君は、このサイトをご覧になって今までの社長さん達が語っている中から何らかのヒントと知恵を見つけて下さい。私がアンカーを務める事になりましたが皆さんのメッセージと共に何かを感じて頂ければ幸いです。いわきのために共に頑張りましょう。
Q12.最後になりますが、社長の座右の銘をお教え下さい。 いわきがんばる社長駅伝第30回 渡辺弘社長 座右の銘「一期一会」
渡辺社長 お忙しい中誠にありがとうございました
いわきがんばる社長駅伝編集後記
 渡辺社長がいるだけで周りが一気に明るくなり、優しく柔らかな雰囲気に包まれます。
 35年間の社長業から得た、豊富な知識と経験から出てくる言葉は、とても重みのあるものです。
 本当の困難を乗り越えてきた社長だからこそ出来る、人に対する気づかいや、優しさ等、この企画のアンカーを務めて頂いた事に感謝致します。
 特に震災時の市民を勇気づける、唯一安心する事の出来る放送局としての仕事ぶりには敬服しました。
 以下、渡辺社長が発信した今年のFMいわき年頭挨拶の一部を掲載して、この取材の最後とさせて頂きます。

~この未曾有の国難に苦闘しながらも、復活を果たそうと困難に立ち向かう、大人たちの姿をしっかりと見つめている、たくさんの子供たちがいます。 思い出がたくさん残るふるさとを追われ、突然大事な友達と別れて、転校を余儀なくされている子供たち。いま、懸命に歯を食いしばりながら、大人たちと共に、この苦難を乗り越えようとしております。 この子供たちこそ、いつしかこの美しい国、日本を背負い、いわきをしょって立つ、強くてたくましい、慈愛に満ちた人間として、必ずや成長してゆくであろうと、私は確信しております。
 この明日を担う子供たちのためにも、私たちは、風評被害により失われた「ふくしまの誇り」を取り戻すためにも、生かされた者として、諦めずに、希望を分かち合い、共に手を携えて、復興を果たしてゆきたいものであります。
 2012年FMいわきのスローガンは「いわきでひとつに!」 いわきで被災された皆さん。
 ふるさとを追われて、いわきで生活する皆さん。
 いまいわきを離れている皆さん。 み~んなでいっしょに「いわきでひとつに!」~

2012年3月9日

がんばる社長駅伝メディア掲載情報 いわきがんばる社長駅伝
第1回 株式会社ハニーズ 江尻義久社長

◆第1回 江尻義久社長
【株式会社ハニーズ】

第2回 株式会社相馬屋 佐藤守利社長

◆第2回 佐藤守利社長
【株式会社相馬屋】

第3回 あすか社会保険社労士法人 菊地秀明社長

◆第3回 菊地秀明社長
【あすか社会保険社労士法人】

第4回 株式会社アイエムテー 武田友紀社長

◆第4回 武田友紀社長
【株式会社アイエムテー】

第5回 エル・トマ 庄司秀夫社長

◆第5回 庄司秀夫社長
【エル・トマ】

第6回 株式会社鹿島ショッピングセンター 松本剛社長

◆第6回 松本剛社長
【(株)鹿島ショッピングセンター】

第7回 田村建材株式会社 田村哲朗社長

◆第7回 田村哲朗社長
【田村建材株式会社】

第8回 株式会社小名浜包装資材 小沼郁亙社長

◆第8回 小沼郁亙社長
【株式会社小名浜包装資材】

第9回 常光サービス株式会社 野崎裕康社長

◆第9回 野崎裕康社長
【常光サービス株式会社】

第10回 株式会社東日本計算センター 鷺弘樹社長

◆第10回 鷺弘樹社長
【株式会社東日本計算センター】

第11回 北関東空調工業株式会社 有賀行秀社長

◆第11回 有賀行秀社長
【北関東空調工業株式会社】

第12回 オノエー株式会社 小野栄重社長

◆第12回 小野栄重社長
【オノエー株式会社】

第13回 常磐興産株式会社 斎藤一彦社長

◆第13回 斎藤一彦社長
【常磐興産株式会社】

第14回 小名浜海陸運送株式会社 大兼勝彦社長

◆第14回 大兼勝彦社長
【小名浜海陸運送株式会社】

第15回 株式会社作山工務所 作山栄一社長

◆第15回 作山栄一社長
【株式会社作山工務所】

第16回 合資会社雷鮨 長瀬一夫社長

◆第16回 長瀬一夫社長
【合資会社雷鮨】

第17回 東洋システム株式会社 庄司秀樹社長

◆第17回 庄司秀樹社長
【東洋システム株式会社】

第18回 株式会社常陽経営コンサルタンツ 根本勝祐社長

◆第18回 根本勝祐社長
【株式会社常陽経営コンサルタンツ】

第19回 丸秀水産株式会社 森田裕社長

◆第19回 森田裕社長
【丸秀水産株式会社】

第20回 株式会社マルト 安島浩社長

◆第20回 安島浩社長
【株式会社マルト】

第21回 丸浜運輸株式会社 里見潤社長

◆第21回 里見潤社長
【丸浜運輸株式会社】

第22回 株式会社タンガロイ 上原好人社長

◆第22回 上原好人社長
【株式会社タンガロイ】

第23回 盤栄運送株式会社 村田裕之社長

◆第23回 村田裕之社長
【盤栄運送株式会社】

第24回 有限会社タロサ 長谷川祐一社長

◆第24回 長谷川祐一社長
【有限会社タロサ】

第25回 株式会社いわき民報社 野沢達也社長

◆第25回 野沢達也社長
【株式会社いわき民報社】

第26回 株式会社小松崎装備社 小松崎幹朗社長

◆第26回 小松崎幹朗社長
【株式会社小松崎装備社】

第27回 松田測量設計株式会社 松田剛志社長

◆第27回 松田剛志社長
【松田測量設計株式会社】

第28回 木村ミルクプラント株式会社 木村謹一郎社長

◆第28回 木村謹一郎社長
【木村ミルクプラント株式会社】

第29回 志賀塗装株式会社 志賀晶文社長

◆第29回 志賀晶文社長
【志賀塗装株式会社】

第30回 株式会社いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき) 渡辺弘社長

◆第30回 渡辺弘社長
【SEA WAVE FMいわき】

美しいいわきの復興を目指して! いわきがんばる社長駅伝公式ブログ

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