いわきがんばる社長駅伝

大震災の被災地でもあるいわき市を拠点にがんばっている、全国に誇れる社長からの元気になるメッセージを毎週金曜にご紹介!※祝祭日に重なった場合更新は次週となります。

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第13回ご登場 斎藤一彦社長 常磐興産株式会社 斎藤一彦社長
常磐興産株式会社】事業内容観光娯楽スポーツ施設、全身美容治療施設の経営、ホテル、旅館の経営、広告の企画、製作および代理店業、旅行業法に基づく旅行業 等。 詳しくは公式サイトにて
常磐興産株式会 公式サイト
社長への質問項目一覧
Q1.オノエー株式会社の小野社長からいわき・社長駅伝の“タスキ”をお渡し頂きましたが、小野社長とのご関係をお教え下さい。
 元々、オノエーさんは呉服屋さんで、当社とも先代のお父様の頃から取引がありました。
 私が20代の時からですので、小野社長とは仕事でのやりとりを含め40年近いお付き合いになります。
Q2.3月11日の震災の日は、斎藤社長はどこにいて何をなさっていましたか?震災直後、最初にどの様な行動をとられたのでしょうか?
 丁度その日は、13:00時から東京本社で取締役会をしていました。
 14:30分に終了し私は私用があり地下鉄に乗っていました。
 それから暫くすると地震の揺れを感じました。かなり大きな揺れだったので脱線したのかと思いました。
 その後1時間程地下鉄が動かなくなり身動きが出来ない状態でした。約1時間程度でゆっくりと動き出し地上へ上がってきたのですが、若い女性の方など気分が悪くなって倒れてしまう方もいたりと本当に列車内は大変でした。日本橋に出たのですが、ビルで働いている人達が皆で外に出ていたので凄かったですね。
 その時に東北が震源地でかなり大きな地震があった事、津波が発生した事等を知りました。そこからは電話も不通で動き様がありませんでした。タクシーもつかまりませんでしたので東京駅まで歩き様子をみていました。
 そこでも全く動きがなかったので、東京にある住まいまで6時間かけて歩いて帰りました。
 17:30分に電話が繋がったので、すぐに会社の被害状況の説明と社員、お客様の安否確認と安全確保の指示を出しました。 いわきがんばる社長駅伝 第13回ご登場 斎藤一彦社長
Q3.今回の震災での具体的な被害と被害額が分かればお教え願えますか?また、休業期間等はどの程度だったのでしょうか?
 被害額は、最終確定はしていませんが現段階で55億円程です。
 3月11日大震災発生の時点では早い段階での営業再開を考えていたのですが、原発事故の関係で従業員にも
一時避難する様に指示を出しました。3月25日に臨時役員会を開き4,5,6月は休館する事を決めました。
 原発事故と社員の安全を考えてその様な決断をしましたが、昨日10月1日を営業再開する事が出来ました。
※取材日10月2日 いわきがんばる社長駅伝 第13回ご登場 斎藤一彦社長
Q4.大震災から半年以上が経ちますが、震災前と後で考え方等なにか変った点はございますか? 
 平時と有事では、リーダーシップの発揮の仕方が違うと思います。
 今回の震災でその事を明確に教えられた気がしています。
 平時に関しては、昨日、今日、明日と流れの中で先を読む事が可能ですが有事はそうはいきません。
 全く先が読めない、予測不可能な所を予測し、様々な決断をしていかなければいけない。
 現状直視をして大局的方向性を決める。
 先の見えない道を進む訳ですから強固な意志と勇気を持って行動する事を改めて思い知らされました。
Q5.御社は震災以降、様々な取り組みをされてきたと思いますが具体的にはいわき市や被災地、また被災地以外にもどの様な事をされたのでしょうか?
 地震だけでしたら天災ですから復旧・復興すれば良いですが、原発の風評被害は我々だけではどうにもならないので、商工会議所や町づくりビューロー、その他の団体、また観光庁等にもご協力頂き、力を合わせて風評の払拭に取り組んでいます。
 そう言った意味で、34名のフラガールで行った全国キャラバンは彼女達の地域に対する情熱があったのでやり遂げる事が出来たのだと思っています。
 今回この活動が評価されて明日(2011年10月3日)観光庁長官賞を受賞する事となりました。 いわきがんばる社長駅伝 第13回ご登場 斎藤一彦社長
Q6.今回の震災では、地震・津波、そして福島県は原発と言う大きな問題があります。半年経っても被災者の方々には復興のビジョンが見えてきませんが、斎藤社長が考える独自のいわき市
 まず、いわき市独自と言うより福島県全体で考えていくべきだと思っています。
 これからの福島の成長戦略では行政基地を誘致する事でしょう。
 その上で、いわき市にとっては3つのキーワードがあると思います。
 
1つ目は、モノづくり特区。これに関しては市の復興計画にも入っています。

 2つ目は、総合リゾート。これはもう一度考え直す必要があるだとうと思っています。 雇用の悪化もこのままでは更に拍車が掛かりますので、将来的な展望は様々あるでしょうが目先の数年の雇用確保と言う考えでは、観光は雇用の受け皿として必要だと思います。 これを機に、小名浜や湯本温泉、その他を含めた総合リゾート計画をどの様に進めていくかが今後の鍵になると思います。
 県内では会津若松の観光も壊滅的です。これは我々も直視しなければいけない現実ですね。会津とも提携、中通りとも提携、その様にして福島県内に人の流れが出来なければいけないと思っています。 
 震災の前に大型観光キャンペーンを3年計画で県主導で行ったばかりでした。震災で頓挫してしまい残念ですがもう一度仕切り直しをして早い段階でやる事が出来ればと考えています。

 3つ目は、原子力安全の国際中核都市にいわきがなれば良いと思います。 いわき市の歴史をたどればエネルギー政策に翻弄されてきたエリアでもあると言えますね。石炭から石油へ、原発から脱原発。その様な意味でいわき市が原子力安全の国際中核都市になればと思っています。 いわきがんばる社長駅伝 第13回ご登場 斎藤一彦社長
Q7.社長が思う尊敬出来る経営者はいらっしゃいますか?
 立派な経営者の方は沢山いらっしゃいますが、やはり当社の創設者でもある中村豊氏です。
 46年前の昭和41年に創設された常磐ハワイアンセンター(※)ですが、当時設立に対して相当な反対がありました。 そこを、強力なリーダーシップを持って押し切り、推し進めた事は尊敬に値します。
 炭鉱の町だった常磐ですが、時代の流れとともに需要が減り、炭鉱を閉山すれば雇用がなくなる状況でした。
 中村豊氏は、そうならない様に段階的に分社して、最終的には常磐ハワイアンセンターを創設した訳です。
 地域に観光で貢献する事、社員の雇用を確保する事と時代背景もあったと思いますが偉大な経営者だったと思います。
(※)常磐ハワイアンセンター・・・現スパリゾートハワイアンズ。平成2年に改名した。 ▲質問項目一覧へ戻る
Q8.社長が日常の生活(プライベート)で心がけている点をお聞かせ下さい。
 一番は健康管理です。
 健康でなければ経営者としても中々使命を果たす事が出来ませんからね。
 それから公私の区別をしっかりとつける事です。
 これは以前私の先輩に言われた事ですが、役得とはいますが役職が上がったら“役損”の気持ちで働く事だと
言われた事があります。その言葉を今も考えて行動する様にしています。
Q9.この様な不景気な中でも起業される方は多くいらっしゃいます。経営者の先輩としてこれから起業される方へのアドバイスがあればお聞かせ下さい。s
 長く事業していると、良い時ばかりは続きません。またその逆に、悪い時ばかりも続きません。
 ですから絶えず努力をする事です。
 私も振り返ってみると、今回の震災を含め3回の危機がありました。
まずは、常磐ハワイアンセンターが絶頂だった昭和45年に常磐炭鉱の閉山があり、それから10年は設備投資を
一切出来ない状態でした。
 それを乗り越えて常磐道が開通すると、60億円の設備投資を行い、150万人の来場者が訪れる様になったのですが、その後バブルが崩壊。団体のお客様が来られない状態になりましたのでこの時期も大変でした。
 東京から無料バスを出して年間15万人程のお客様を呼んだりとあらゆる策を講じました。
 そして今回の震災です。
 やはり経営者は最悪の状態を常に想定して事にあたる事ですね。 絶え間ない努力をしていれば必ず危機を克服出来ますからその事を念頭に置いて働いて欲しいですね。 いわきがんばる社長駅伝 第13回ご登場 斎藤一彦社長
Q10.社長の今後の“夢”をお教え下さい。
 お子様からお年寄りまで幅広く楽しめる、世界の温泉娯楽場を作ると言う事です。
 今までは国内のお客様だけで埋まっていましたので海外のお客様には力を入れていなかったのですが、これからは海外にも目を向けていかなくてはいけません。
 原発事故もいずれ収束して風評も無くなれば世界各国からお客様に来て頂きたいと思っています。
 プライベートでは、ずっと仕事だけで来てしまったので家族との時間を作りたいと思っていたのですが、この震災でまた先に延びてしまった様ですね。笑
Q11.このがんばる社長駅伝では、いわき市を拠点にがんばっている素晴らしい社長様方の言葉を全国へ発信していこうと考えています。このサイトをご覧になっている全国の読者の方々へ何かメッセージを頂けますでしょうか。
 原発の風評被害に苦しんでいる福島ですが、是非正しい情報の認識をして頂き福島の物産、福島との交流、
福島の観光を是非利用して頂きたいです。
Q12.最後になりますが、社長の座右の銘をお教え下さい。 いわきがんばる社長駅伝第13回 斎藤一彦社長 座右の銘「“大事 理”“小事 情”」
斎藤社長 お忙しい中誠にありがとうございました
いわきがんばる社長駅伝編集後記
 いわき市に本社を置く1部上場企業は第1回目にご登場頂いた江尻義久社長の(株)ハニーズと今回ご登場頂きました、斎藤一彦社長の常磐興産株式会社の2社のみです。
 この取材を始めて色々な方から斎藤社長の話を読みたい、いつ登場なの?と言われ続けていましたが今回やっとお話を伺う事が出来ました。
 今回の大震災で55億円(現時点)と言う被害を被ったにも関わらず、自社だけではなくいわき市、また福島県と大きな枠組みで復旧・復興に取り組んでいる斎藤社長。
 いわき市のシンボルでもあるスパリゾートハワイアンズも2011年10月1日に営業再開(一部) をしました。
 今後は日本の温泉娯楽場から海外からも多数のお客様がくる “ 世界の温泉娯楽場 ” として更なる発展を確信する事の出来る取材でした。

2011年10月21日

がんばる社長駅伝メディア掲載情報 いわきがんばる社長駅伝
第1回 株式会社ハニーズ 江尻義久社長

◆第1回 江尻義久社長
【株式会社ハニーズ】

第2回 株式会社相馬屋 佐藤守利社長

◆第2回 佐藤守利社長
【株式会社相馬屋】

第3回 あすか社会保険社労士法人 菊地秀明社長

◆第3回 菊地秀明社長
【あすか社会保険社労士法人】

第4回 株式会社アイエムテー 武田友紀社長

◆第4回 武田友紀社長
【株式会社アイエムテー】

第5回 エル・トマ 庄司秀夫社長

◆第5回 庄司秀夫社長
【エル・トマ】

第6回 株式会社鹿島ショッピングセンター 松本剛社長

◆第6回 松本剛社長
【(株)鹿島ショッピングセンター】

第7回 田村建材株式会社 田村哲朗社長

◆第7回 田村哲朗社長
【田村建材株式会社】

第8回 株式会社小名浜包装資材 小沼郁亙社長

◆第8回 小沼郁亙社長
【株式会社小名浜包装資材】

第9回 常光サービス株式会社 野崎裕康社長

◆第9回 野崎裕康社長
【常光サービス株式会社】

第10回 株式会社東日本計算センター 鷺弘樹社長

◆第10回 鷺弘樹社長
【株式会社東日本計算センター】

第11回 北関東空調工業株式会社 有賀行秀社長

◆第11回 有賀行秀社長
【北関東空調工業株式会社】

第12回 オノエー株式会社 小野栄重社長

◆第12回 小野栄重社長
【オノエー株式会社】

第13回 常磐興産株式会社 斎藤一彦社長

◆第13回 斎藤一彦社長
【常磐興産株式会社】

第14回 小名浜海陸運送株式会社 大兼勝彦社長

◆第14回 大兼勝彦社長
【小名浜海陸運送株式会社】

第15回 株式会社作山工務所 作山栄一社長

◆第15回 作山栄一社長
【株式会社作山工務所】

第16回 合資会社雷鮨 長瀬一夫社長

◆第16回 長瀬一夫社長
【合資会社雷鮨】

第17回 東洋システム株式会社 庄司秀樹社長

◆第17回 庄司秀樹社長
【東洋システム株式会社】

第18回 株式会社常陽経営コンサルタンツ 根本勝祐社長

◆第18回 根本勝祐社長
【株式会社常陽経営コンサルタンツ】

第19回 丸秀水産株式会社 森田裕社長

◆第19回 森田裕社長
【丸秀水産株式会社】

第20回 株式会社マルト 安島浩社長

◆第20回 安島浩社長
【株式会社マルト】

第21回 丸浜運輸株式会社 里見潤社長

◆第21回 里見潤社長
【丸浜運輸株式会社】

第22回 株式会社タンガロイ 上原好人社長

◆第22回 上原好人社長
【株式会社タンガロイ】

第23回 盤栄運送株式会社 村田裕之社長

◆第23回 村田裕之社長
【盤栄運送株式会社】

第24回 有限会社タロサ 長谷川祐一社長

◆第24回 長谷川祐一社長
【有限会社タロサ】

第25回 株式会社いわき民報社 野沢達也社長

◆第25回 野沢達也社長
【株式会社いわき民報社】

第26回 株式会社小松崎装備社 小松崎幹朗社長

◆第26回 小松崎幹朗社長
【株式会社小松崎装備社】

第27回 松田測量設計株式会社 松田剛志社長

◆第27回 松田剛志社長
【松田測量設計株式会社】

第28回 木村ミルクプラント株式会社 木村謹一郎社長

◆第28回 木村謹一郎社長
【木村ミルクプラント株式会社】

第29回 志賀塗装株式会社 志賀晶文社長

◆第29回 志賀晶文社長
【志賀塗装株式会社】

第30回 株式会社いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき) 渡辺弘社長

◆第30回 渡辺弘社長
【SEA WAVE FMいわき】

美しいいわきの復興を目指して! いわきがんばる社長駅伝公式ブログ

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