いわきがんばる社長駅伝

大震災の被災地でもあるいわき市を拠点にがんばっている、全国に誇れる社長からの元気になるメッセージを毎週金曜にご紹介!※祝祭日に重なった場合更新は次週となります。

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第8回ご登場 小沼郁亙社長 株式会社 小名浜包装資材 小沼郁亙社長
オノエー株式会社】事業内容繊維製品及びその関連商品の卸、小売販売
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社長への質問項目一覧
Q1.北関東空調株式会社の有賀社長からいわき・社長駅伝の“タスキ”をお渡し頂きましたが、有賀社長とのご関係をお教え下さい。
 私の尊敬する、前いわき商工会議所会頭の有賀敬四郎さんのご子息が、現社長の行秀さんですからそれは深い関係です。
 今年、震災後の5月に前会頭が亡くなられた際も劇的でした。
退任の言葉を述べられたその二日後の事です。
感謝状をお渡しした際に励ましの言葉を頂きまして、これからゆっくりと静養して下さいと言った二日後にお亡くなりになりました。それは本当にドラマチックであり、運命的なものを感じました。
Q2.御社の沿革・業務案内等について簡単にお聞かせ下さい。
  当社は、昭和3年に創業しました。創業から83年になります。
 私で3代目の社長です。就任したのが平成元年ですから就任から23年になりますね。
 当社は小売、卸し、メーカー機能を加味したユニークな繊維商社です。
 繊維に関するものならどんなものでも供給出来ますと言うキャッチフレーズでこれまでやってきました。
 当社は少ない人数で出来るだけ利益を上げる様に努力をしています。
 いわき市に関連する商品を数多く取り揃えておりますので、いわきの製造元と言っても過言ではありません。
Q3.3月11日の震災の日は、小野社長はどこにいて何をなさっていましたか?震災直後、最初にどの様な行動をとられたのでしょうか?
 震災当時は、このお店(※オノエー株式会社本店)にいました。5階まで繋がるエレベーターがあるのですが、そのエレベーターに乗ろうと思った瞬間に携帯の緊急地震速報の音が鳴り、すぐに揺れが始まりました。 いつものように多少揺れたらそこで収まると思ったのですが、どんどん揺れは激しく大きくなるばかりで収まりませんでしたよね。
 これは異常事態だと思い、すぐに従業員を近くの公園に避難・待機させました。
 地面が波打つように、あれだけ動くという光景は今後も見る事はないでしょう。本当に凄い地震でした。いわきがんばる社長駅伝 第12回ご登場 小野栄重社長
Q4.今回の震災での具体的な被害と被害額が分かればお教え願えますか?また、休業期間等はあったのでしょうか?
 直接的な被害は然程ありませんでした。建物は鉄筋のコンクリート造りで基礎を頑丈につくってもらった事もあり、多少壁に亀裂が入った事と商品の陳列棚が倒れた程度です。
 間接的な被害の方は大きいですね。商品を納めていた原発30キロ圏内のお客様が廃業や休業状態となり、圏外でも、 観光名所のアクアマリンふくしまやスパリゾートハワイアンズ等が休業になって物流が止まっています。
当社の休業に関しましては、卸し先も休業していた事もあって震災のあった11日から23日位まで休業を強いられました。 正確な数字を出してはいませんが、そうとうな損失額になると思います。
Q5.大震災から半年が経ちますが、震災前と後で考え方等なにか変った点はございますか?
 当社のキャッチコピーの一つに“あらゆる世代に愛されて”とあります。 本当に色々なお客様がいらっしゃいます。
ここ数年、景気の低迷で表通りを歩く人もまばらな状態でしたが、震災後は原発作業員の方々が多く出歩く姿を見かける様になりましたよね。大多数が作業の為にいわきの外からいらっしゃっているのでしょうが、その方々が、いわきに愛着を持ってくれている事が分かりました。嬉しいことです。
 そこで今出来る事は何か?と考えて“いわきがんばっぺTシャツ”を作って販売しました。
 これが大好評で、凄い数のご注文を頂きました。
 どの様な状況下でもあらゆるニーズに応えていく事、それが会社として発展していく事だと再認識しました。いわきがんばる社長駅伝 第12回ご登場 小野栄重社長
Q6.小野社長は3代目として社長に就任されて23年になりますが、その間一番困難だった事、またその困難をどの様に乗り越えたかをお聞かせ下さい。
 当社を83年間支えてきてくれた方々の中に、当社から商品を仕入れて売り歩く業者さんが100人程度いました。
 私が子供の頃は、その方々に可愛がられて育ってきたようなものでしたが、私が社長になった時に、その方々は70代~80歳代と高齢になり、引退などで一気に居なくなってしまったのです。それは大変厳しい状況でした。
 どうすれば当社の商品が様々な層のお客様に届くのか?
 考え抜いた末に出た結論が観光産業でした。
 年間1300万人も来ている観光客に対してアクセス出来ない事は商人としては非情に寂しいことだと感じたのです。そこで、様々な観光施設に当社の商品を卸せるよう、それぞれの観光施設ごとにオリジナルの商品開発を始めました。それが今では当社にとって一つの柱となっている訳です。
 その時々に困難な状況はありますがそれを一つ一つクリアーしながら現在に至っています。
Q7.今回の震災では、地震・津波、そして福島県は原発と言う大きな問題があります。半年経っても被災者の方々には復興のビジョンが見えてきませんが、小野社長が考える独自のいわき市“復興のビジョン”をお聞かせ下さい。
 これは明確にあります!
 地震、津波は勿論の事、原発事故を克服した町として世界へアピールしたいと言う事です。
 現状のマイナスイメージを良いイメージに上書きする事です。
 具体的には、国の機関をいわき市へ誘致する事です。来年4月に出来る復興庁にはいわきに来て頂いて、いわきから東北の復興活動にあたって欲しいと思っています。
 では、何故いわきなのか?と言えば、原発事故を克服しない限り福島、東北そして日本の復興はあり得ないからです。原発立地地域の浜通りの一画を占め、行政機能のしっかりと整った、人口34万人を抱えるいわきが、率先してリーダーシップをとり原発の収束をはかり、復旧復興の中心となるべきだと考えます。
 また、原発専門機関もいわきへ誘致する事が望ましいと考えています。
 最後にエネルギーや税制の特区制度を設けて諸々の機会緩和を図りながら疲弊した経済を救い、再生可能エネルギーの一大拠点にする事が必要だと考えています。
 実際にこれはいわき市にも提言している内容です。今後具体的にどうしていくのかが見えてくると思います。 いわきがんばる社長駅伝 第12回ご登場 小野栄重社長
Q8.小野社長が考える、事業を継承し、更には継続・発展していく為に重要な要素はなんでしょう。
  やはり企業を継続させていく事は大事です。その為には後継ぎもしっかりと育てなければいけません。
 当社のキャッチフレーズ “ あらゆる世代に愛されて ” にもある様に地域の方々に愛される事です。
 どの様なお客様の需要にも応えられる様な商品開発をしていく事も重要です。
 私は、継続企業でなければ企業ではないと考えています。
 当社ももう少しで創業から100年ですのでそう言った意味では頑張りたいですね。
Q9.社長が思う尊敬出来る経営者はいらっしゃいますか?
 現在、商工会議所でも一緒に活動している斉藤副会頭(常磐興産株式会社社長)です。
 この震災で大きなダメージを受けたにも関わらずフラガールを全国へ派遣していわき市の安心と安全をアピールして頂いています。今のいわき市では一番貢献されていると思っています。
 大震災にも負けずに復旧復興の一助として自社社員を派遣している斉藤社長は尊敬に値すると思っています。
Q10.社長は近くで2代目社長(お父様)を子どもの頃から見ています。様々な事を学ぶ事が出来た環境にあったと思いますが、その中で社長が一番大事にしている先代からの教えはありますか?
  男親は口数が少ないものです。ですが、陰では一番思ってくれている。
 口には出さずとも伝わる愛情と失敗を恐れずにやってみろ!と言う任せる事が出来る度量。
 これは今後私も息子に受け継いでいきたいと思っています。いわきがんばる社長駅伝 第12回ご登場 小野栄重社長
Q11.いわき商工会議所の会頭として2011年からの行動計画(3年)がありますが、スタート年、又震災の影響もありスムーズな滑り出しとはいかないと思います。現状どの程度の進み具合でしょうか?
  現在、復旧復興活動に関係のない事は全て凍結しました。
 また、数ある委員会を復興特別委員会の一つにして全ての英知を結集して様々な提言活動や擁護活動又実施機関としてこれからも邁進していきたいと思っています。
Q12.社長が日常の生活(プライベート)で心がけている点をお聞かせ下さい。
  健康に気を使う事は当然として、これまでも意識はしていましたが、今はそれ以上に気を使っているのが車の運転です。
 交通事故を起こしたら大変ですから細心の注意を払って運転しています。
 商工会議所の活動の他に教育委員もしていますので余計ですね。
 自分から余計な災いを招かない行動をとる様に心がけています。
Q13.この様な不景気な中でも起業される方は多くいらっしゃいます。経営者の先輩としてこれから起業される方へのアドバイスがあればお聞かせ下さい。
  若いうちはどうしても結果を早く求める傾向にあると思います。
 その部分で焦って身の丈に合わない事をしがちです。
 まずは焦らず地道に一人のお客様の需要に応える事です。
 それを繰り返しているうちにお客様は増えていくと思います。
 一つ一つの積み重ねが大事です。
 撤退する勇気も必要ですが起業した以上は、継続企業を目指してほしいですね。
Q14.社長の今後の“夢”をお教え下さい。
 いわき市をもう一度、日本の一番住みやすい町として再認識して頂きたいですね。
 震災の影響、特に原発の影響でいわき市は信用まで失いました。
 この信用を取り戻すのは大変な事ですが、それを乗り越えて、いわきで余生を過ごしたいと言う人がどんどん来てくれる様な町に早く再生させたいと思っています。
 また、そうなって人が集まれば自然に地域も発展すると思っています。
 プライベートでは、英語を達人の域まで極めたいですね。
 英語を始めたのは大学に入ってからですが英語弁論大会で外国人相手に全日本や世界大会で優勝の経験があります。今後もは同時通訳出来る様になる事が一つの夢ですね。 いわきがんばる社長駅伝 第12回ご登場 小野栄重社長
Q15.このがんばる社長駅伝では、いわき市を拠点にがんばっている素晴らしい社長様方の言葉を全国へ発信していこうと考えています。このサイトをご覧になっている全国の読者の方々へ何かメッセージを頂けますでしょうか。
 いわき市は今まで以上に安心安全な場所になるべく努力をしています。
 現在、福島は悪いイメージで全世界に伝わっていますが、いずれ全ての災難を克服した町として良いイメージの
福島、そしていわき市を全世界へ発信出来ると思っています。
 その際は全世界からいわき市に視察に来て頂きたいし、観光に来て頂きたいと思っています。
 この気持ちを皆さんと分かち合いながら復旧復興のシンボルとして今後もいわき市を応援して頂ければ幸いです。
Q16.最後になりますが、社長の座右の銘をお教え下さい。 いわきがんばる社長駅伝第8回 小沼郁亙社長 座右の銘「打つ手は無限」
小野社長 お忙しい中誠にありがとうございました
いわきがんばる社長駅伝編集後記
 創業83年の歴史ある企業の3代目であり、いわき商工会議所会頭として活躍されている小野社長。

 地域を愛する心を持ち、どの様にしたら元の美しい愛されるいわき市へ戻れるのかを真剣に考えている事がこの取材から分かりました。

 慶応大学時代に文系で厳しい事で有名だった “ 英語会 ” に入会しそこでの厳しい英語の勉強と全日本、世界大会での優勝経験を通して自信を持つ事が出来たとおっしゃっていました。

 私はいわき市民の代弁者だと言って笑う小野社長は自社のキャッチコピーにある様にあらゆる世代に愛される人なのだと実感する事の出来た取材でした。

2011年10月14日

がんばる社長駅伝メディア掲載情報 いわきがんばる社長駅伝
第1回 株式会社ハニーズ 江尻義久社長

◆第1回 江尻義久社長
【株式会社ハニーズ】

第2回 株式会社相馬屋 佐藤守利社長

◆第2回 佐藤守利社長
【株式会社相馬屋】

第3回 あすか社会保険社労士法人 菊地秀明社長

◆第3回 菊地秀明社長
【あすか社会保険社労士法人】

第4回 株式会社アイエムテー 武田友紀社長

◆第4回 武田友紀社長
【株式会社アイエムテー】

第5回 エル・トマ 庄司秀夫社長

◆第5回 庄司秀夫社長
【エル・トマ】

第6回 株式会社鹿島ショッピングセンター 松本剛社長

◆第6回 松本剛社長
【(株)鹿島ショッピングセンター】

第7回 田村建材株式会社 田村哲朗社長

◆第7回 田村哲朗社長
【田村建材株式会社】

第8回 株式会社小名浜包装資材 小沼郁亙社長

◆第8回 小沼郁亙社長
【株式会社小名浜包装資材】

第9回 常光サービス株式会社 野崎裕康社長

◆第9回 野崎裕康社長
【常光サービス株式会社】

第10回 株式会社東日本計算センター 鷺弘樹社長

◆第10回 鷺弘樹社長
【株式会社東日本計算センター】

第11回 北関東空調工業株式会社 有賀行秀社長

◆第11回 有賀行秀社長
【北関東空調工業株式会社】

第12回 オノエー株式会社 小野栄重社長

◆第12回 小野栄重社長
【オノエー株式会社】

第13回 常磐興産株式会社 斎藤一彦社長

◆第13回 斎藤一彦社長
【常磐興産株式会社】

第14回 小名浜海陸運送株式会社 大兼勝彦社長

◆第14回 大兼勝彦社長
【小名浜海陸運送株式会社】

第15回 株式会社作山工務所 作山栄一社長

◆第15回 作山栄一社長
【株式会社作山工務所】

第16回 合資会社雷鮨 長瀬一夫社長

◆第16回 長瀬一夫社長
【合資会社雷鮨】

第17回 東洋システム株式会社 庄司秀樹社長

◆第17回 庄司秀樹社長
【東洋システム株式会社】

第18回 株式会社常陽経営コンサルタンツ 根本勝祐社長

◆第18回 根本勝祐社長
【株式会社常陽経営コンサルタンツ】

第19回 丸秀水産株式会社 森田裕社長

◆第19回 森田裕社長
【丸秀水産株式会社】

第20回 株式会社マルト 安島浩社長

◆第20回 安島浩社長
【株式会社マルト】

第21回 丸浜運輸株式会社 里見潤社長

◆第21回 里見潤社長
【丸浜運輸株式会社】

第22回 株式会社タンガロイ 上原好人社長

◆第22回 上原好人社長
【株式会社タンガロイ】

第23回 盤栄運送株式会社 村田裕之社長

◆第23回 村田裕之社長
【盤栄運送株式会社】

第24回 有限会社タロサ 長谷川祐一社長

◆第24回 長谷川祐一社長
【有限会社タロサ】

第25回 株式会社いわき民報社 野沢達也社長

◆第25回 野沢達也社長
【株式会社いわき民報社】

第26回 株式会社小松崎装備社 小松崎幹朗社長

◆第26回 小松崎幹朗社長
【株式会社小松崎装備社】

第27回 松田測量設計株式会社 松田剛志社長

◆第27回 松田剛志社長
【松田測量設計株式会社】

第28回 木村ミルクプラント株式会社 木村謹一郎社長

◆第28回 木村謹一郎社長
【木村ミルクプラント株式会社】

第29回 志賀塗装株式会社 志賀晶文社長

◆第29回 志賀晶文社長
【志賀塗装株式会社】

第30回 株式会社いわき市民コミュニティ放送(SEA WAVE FMいわき) 渡辺弘社長

◆第30回 渡辺弘社長
【SEA WAVE FMいわき】

美しいいわきの復興を目指して! いわきがんばる社長駅伝公式ブログ

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